ZETAアライアンスは、2018年の設立以来、低消費電力・長距離通信を特長とするZETA技術の普及を通じて、IoTによる社会課題の解決と新たな産業の創出を目指してまいりました。
これまで、多くの会員企業の皆様のご尽力により、ZETA技術の活用は様々な産業分野へと広がり、新しい製品やサービスの可能性を生み出してきました。
そして今、生成AIをはじめとする人工知能技術の急速な進歩によって、IoTは新たな変革の時代を迎えています。
私たちは、この変化を単なる技術革新ではなく、会員企業の皆様にとって、新しい事業や市場を創り出す大きな機会だと考えています。
会員企業のアイデアを、未来の製品へ
私がこれからのZETAアライアンスで最も大切にしたいのは、会員企業の皆様が持つ新しいアイデアや技術を、共に形にし、共に磨き上げ、社会で活躍する製品やサービスへと育てていくことです。
素晴らしい技術やアイデアがあっても、一社だけでは製品化や市場開拓が難しいことがあります。
しかし、ある企業のセンサー技術に、別の企業の通信技術やAI技術、さらに他の企業が持つ現場の知識や販売ネットワークが加われば、これまで実現できなかった新しい価値を生み出せるかもしれません。
最初から完成された製品である必要はありません。
小さなアイデアでも構いません。開発途中の技術でも構いません。
まずは持ち寄り、共に試し、意見を交わし、改良を重ねながら、新しい製品へと育てていく。
そして、その製品を実際の現場で検証し、お客様の声を取り入れ、さらに磨き上げていく。
そのような活動が自然に生まれるアライアンスを目指したいと考えています。
Agentic IoTで、新しい価値を創造する
私たちが推進する「Agentic IoT」は、そのための新しい挑戦の一つです。
従来のIoTは、センサーでデータを収集し、状況を可視化することが中心でした。
これからは、AIが現場の状況を理解し、必要な対応を提案し、人間の判断と行動を支援する時代へと進化していきます。
「つなぐIoT」から、「考え、行動につなげるIoT」へ。
この進化は、センサーメーカー、通信事業者、システム開発会社、設備管理会社など、様々な会員企業に新しい可能性をもたらします。
その具体的な取り組みとして、私たちは「Agentic IoT Lab」を推進しています。
Agentic IoT Labでは、会員企業が持つ技術やアイデアを結びつけ、アプリケーション開発、実証実験、製品改良を共同で進めることで、新しいソリューションを生み出すことを目指しています。
大切なのは、技術を開発することだけではありません。
開発した製品やサービスを実際のビジネスにつなげ、参加する企業それぞれが成長できる仕組みをつくることです。
そのためにも、技術の共有だけでなく、顧客ニーズの発掘、製品の共同開発、市場開拓、事業化までを視野に入れた協創を推進してまいります。
共に成長できるアライアンスへ
ZETAアライアンスには、それぞれ異なる専門性、経験、技術、そして事業の強みを持つ企業が集まっています。
私は、この多様性こそが、私たちの最大の財産だと考えています。
一社では難しいことも、仲間が集まれば実現できる。
一つのアイデアも、異なる視点が加わることで、さらに素晴らしい製品へと進化する。
そして、一つの企業の成功が、他の会員企業にも新しいビジネス機会を生み出していく。
そのような好循環を築きたいと思います。
競争するだけでなく、共に創造する。
技術を持ち寄るだけでなく、共に磨き上げる。
成果を共有するだけでなく、共に成長する。
ZETAアライアンスを、会員企業の皆様が新しい挑戦を始められる場所、仲間と共に製品を育てられる場所、そして新しいビジネスを生み出せる場所にしていきたいと考えています。
共に、未来を創っていきましょう
未来は、誰かが用意してくれるものではありません。
私たち自身が、新しいアイデアを出し合い、挑戦し、失敗から学び、改良を重ねながら創り上げていくものです。
これからのZETAアライアンスは、これまで培ってきた通信技術と会員企業のネットワークを基盤に、AIをはじめとする新しい技術を積極的に取り入れ、業界や企業の垣根を越えたオープンイノベーションを推進してまいります。
そして、会員企業の皆様の一つひとつのアイデアを大切にし、共に形にし、共に磨き、社会に役立つ製品やサービスへと発展させていきたいと思います。
皆様と力を合わせ、ZETAアライアンスの新しい未来を切り拓いていけることを楽しみにしております。今後とも、皆様の積極的なご参加とご協力を心よりお願い申し上げます。